引っ越し準備を少し

クリスマス、イースターと共に祝日として祈念される日として、イースターから50日目つまり、7週目になるペンテコステ(聖霊降臨祭)があります。今年は5月23日です。

イエス様の弟子たちの集まりに天からなにかが降ってくる様が聖書に描かれています。それは、教会という概念が産声をあげる瞬間でもあります。

私達は今後しばらくして、教会という建物を仮の場所に求めなくてはなりませんが、場所という概念もこれからリモートなどで変化していくのでしょうか。
物や偶像には頼らないと思いつつ、本や教会の物を見ていると感慨深いものもあります。

引っ越し準備も少しづつしています。

イースターでのヒトコマ

イースター礼拝の日は、例年は愛餐会があり共に食事を準備したり子どもたちの演目を披露したりと和やかに過ごすのですが、今年は礼拝のみで、イースターエッグを配るだけでした。

そんな中で、礼拝後、隠退牧師の雨宮恵二先生の奥様である玲子さんが、立ち上がられて、マスクをした小さな声で こどもさんびかの「くさのめ、きのめが」を歌い出しました。

〜♪ たまごの中から ピヨピヨと
 かわいいひよこ とびだせよ
 歌いましょう いわいましょう
 うれしい うれしい イースター
〜♪

個包装にメッセージを添えた、ひよこのクッキーも配ってくださいました。

短いお話によると 

この曲は盲目の童謡詩人 高橋萬三郎さんの詩 で、こどもさんびかでは 
「はたけにおやさい」も書かれた方。
その方は玲子さんのおばさまである高橋トキ牧師の夫になった方で、
鳴子教会付設保育園の園長もされていたそうです。

こけしの夢 という詩が、有名でこちらは、宮城の鳴子に歌碑が建立されました。NHKの ”新日本紀行” にも取材されました。その後、”よみがえる新日本紀行” にも取り上げられました。

教会からの人の繋がりも奥行きの深い文化があります。玲子さんは歌やおはなしで息をきらしながら、にこやかに「私、もっとうまかったんだけど」とかつての音楽の先生らしいつぶやきが、なんともたくさんの笑顔をふりまく穏やかなイースターでした。長いご奉仕に感謝です。